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目指すべき歯科医院像が、 スタッフ一人ひとりに浸透!

目指すべき歯科医院像が、
スタッフ一人ひとりに浸透!

きずなデンタルクリニック(群馬県) 伊藤洋先生(Dr)

目指す医院づくり

「できたむし歯を治す」ではなく、「そもそもならないようにする」場所となる

サポートを受けて実現できたこと

  • 予防の考え方をスタッフ全員で統一できた
  • 予防歯科の基礎知識を身につけられた
  • 自分の医院に合った予防のシステムやアイテムを導入できた
  • 知識を実践につなげ、さらにブラッシュアップできた

2022年8月に群馬県で開業した、きずなデンタルクリニック。
『新規開業サポート』に申し込んだのは、開業4ヶ月前のことでした。
スタートを切るにあたり、どんなふうに活用したのか。
またどんな点がよかったのか。
院長の伊藤洋先生に振り返っていただきました。

これまでとは違う「予防」の医院を目指して

きずなデンタルクリニック 伊藤洋先生(Dr)

インプラントを含め、僕は過去に散々治療をやってきました。その中で繰り返し目にしたのは、1本治療したところからさらに口腔内の悪化が始まっていく人たちの姿。予防といっても、治療のおまけでしかありませんでした。お金の面でも気持ちの面でも、患者さんの負担が大きいのを日々実感するばかりで……。そして、自然と気持ちが動いていったんです。

「“そもそもむし歯にならないようにするための予防”に力を入れるべきなんじゃないか?」

いろいろ考えた結果、子どもとその家族を対象とした予防専門のクリニックをつくる決心をしました。むし歯を見つけるのではなく、当たり前である健康をずっと維持するために通ってもらおう! と。

いざ開業に向けてスタートを切るとなったとき、何より大切だと思ったのがスタッフとの共有です。一般的な歯科医院ではないからこそ、みんなに僕の考えをちゃんと知っておいてほしい。一緒に予防の理解を深めておきたい。そこで、『新規開業サポート』を利用することにしたんです。

研修会でみんなの理解が深まった!

 

担当の方にはスタッフの研修会に同席してもらい、スウェーデンの予防哲学や小児の予防のノウハウなどを共有してもらいました。これが、今振り返ってみてもすごくよかったですね。

僕自身、予防に関してまだちょっと曖昧な部分があったんですよ。それが、みんなとの議論の中でしっかり整理できていった。僕たちが目指すのは、「発症してからの予防」ではなく、あくまでも「治療するような状況にしないための予防」なんだと。研修会は何度も行ないましたが、毎回収穫があって有意義な時間でしたね。

患者さんから学ぶ日々はこれからも続く

 

その後も「だ液検査」や「キシリトール」「フッ素」「ハイドロキシアパタイト」など、予防に必要なツールついての説明動画を共有してもらったり、直接話してもらったり。事前に知識を蓄えるためのサポートをいろいろしていただきました。それでもやっぱり、実際にやってみるとわからないことは出てくるもの。そこでまた相談できたのもありがたかったです。

とくにだ液検査は、他の医院の使い方を共有してくれただけじゃなく、「この医院ではどうするのがベストか?」を一緒に考えてくれて。その過程で、フッ素やキシリトールなどを“だ液検査をしたうえでの予防の選択肢の一つ”と捉えられるようになりました。

開業してみて実感しているのは、予防は難しいけれど、やり方次第では結果を出していけるということ。ある先生が以前「自分が一番やりたいことに費やしたほうがいい」とおっしゃっていたのですが、本当にその通り。やりたいことにこだわったこと、予防以外を捨てたことは間違っていなかったと思いますね。

まだスタートしたばかりですが、今後もスタッフと一緒に、ずっと健康で過ごせる人たちを増やしていきたいです。

取材日:2022.10.25

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